Cyclists Safety Association

ツール・ド・東北2015 TOUR de TOHOKU 2015

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気仙沼ワンウェイフォンドスタート地点(前日(左)と当日(右))

被災地を訪れるきっかけに
初めて、あるいは再びこの地を訪れるきっかけとなったツール・ド・東北。CSAからは2名が気仙沼ワンウェイフォンド95㎞に参加した。東日本大震災から4年半が経ち、日常を取り戻したかのように見える気仙沼の市街地を抜け、上っては下りの峠道をひたすら繰り返し、一帯に広がる盛土の中にポツンと震災遺構が残る沿岸部を駆け抜け、石巻専修大学でゴールするコース。ロングライド経験のない人や平坦なコースのみを走っている人にとってはかなり登りが多く傾斜がきついハードなコースだ。
95㎞という距離は、自動車やオートバイだと2時間程度だが、自転車だと半日(15㎞/hのペースで約6時間)。被災地の今、三陸の景色、ご当地グルメ、地元の人とのふれあい、サイクルイベントだからこそ、自分のペースでじっくりと、味わえる良さがある。

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2011年5月気仙沼ワンウェイフォンドスタート地点付近(撮影:岡倉禎志)

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2015年9月イベント当日 気仙沼市街(撮影:CSA)

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コース途中の献花台(撮影:CSA)

震災後3回目となる今年は、募集人数3,500人(昨年比+500)に対し6,000人を超える応募があり、当日は全国から3,478人が出場した。参加者のうち、エントリー料50,000円にツール・ド・東北基金への寄付金を含むチャリティライダーは100名との報告。これだけ多くの人が参加できる大会はめずらしく、テクニカルパートナー他、多くのサポーターの存在は大きい。
ツール・ド・東北をきっかけに、来訪者らが民家に宿泊する「民泊(みんぱく)」の規制が緩和され、宿泊できるケースが広がったというニュースもあった。
復興を促進し、人々の記憶から風化させないために、こういった定期開催のイベントの役割は大きいと感じた。

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自転車配送のカンガルー便(一人参加や新幹線・飛行機移動でも安心)

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メカニックサポートのGIANT・SHIMANO (撮影:CSA)

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各フォンドを先導する走行管理バイク

安全運転を見直す
クローズでないコースを走る大会の場合、「交通ルールを守って安全に」が絶対条件。追い越しの際丁寧に声掛けをされていた走行管理クル―の方を始め、見習うべき参加者もたくさんいた。止まるときや追い越しの際に後方確認をしたり、声をかけたり、車の動きに注意を払ったり、、、当たり前だが、自分の運転を見直すきっかけにもなった。イベントの時だけルールを守るのではなく、毎日の通勤や街乗りでも意識を高めたい。